神体山の社叢は国指定天然記念物
社叢(鎮守の森)はうっそうとした樹木でおおわれ、温帯林・温暖林・準寒帯林の三種混合林で構成されます。巨木300余が霊気を発しています。
ケヤキ・カヤ・アサダ・杉・ツバキなど樹木の種類がすこぶる多く、学術的な価値が高いことより、国の天然記念物に指定されています。世界的にエコロジー運動が盛り上がる中、日本の神社のもつ鎮守の森が再評価されています。筥堅八幡宮の鎮守の森はそのモデルともいうべき価値があります。
参道の途中には、「龍燈の杉」というしめ縄がはられた巨木があります。龍燈とは、龍宮から燈明があがって、杉の巨木の梢にその光が輝くというものです。これは海神信仰をあらわしています。また龍神は大自然の運行をつかどる神威の大きな神であり、筥堅八幡大神の眷属(ご家来神)だと考えられます。
また、筥堅山はマグマの噴出によって出来た岩がベースになっているため、大地の地磁気のパワーも秘めており、巨木と相まって、山全体がパワースポットになっています。そのため、そこにたたずむだけで、心身がリフレッシュします。
筥堅山の北方には、夫婦岩があり、しめ縄がはられています。これは天然の鳥居と考えてよいでしょう。